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LPガス



LPガスとは


LPガスって何?
 
LPガスは液化石油ガスの略称で、プロパンガスとブタンガスを圧縮・冷却して、体積を250/1に液化したものです。
家庭用で使われるLPガスの主成分がプロパンのため、一般的には「プロパンガス」と呼ばれています。
 
 
  ■LPガスは圧縮され、容器に液体で入っています。  ■LPガスは様々な製法でつくることができます。


LPガスと都市ガスの違い
 
LPガスと都市ガスは熱量が異なります、LPガスは都市ガスの2倍以上のため、使用量も都市ガスの半分で済みます。そのためガス器具も併用することができません。
そしてLPガスは個別供給のため、全国津々浦々まで供給することが可能です。
 
 LPガス 都市ガス 
 主成分  プロパン メタン 
 発熱量  24,000Kcal 11,000Kcal 
 ガス比重  空気より重い (1.5) 空気より軽い (0.6) 
 
 
 


LPガスの性質
 
 
LPガスは通常は気体ですが、圧力をかけたり冷却することで容易に液化することができます。
LPガスを液化すると体積が250分の1にまで縮小するので、大量のLPガスを効率よく運搬し供給することができます。
また、純粋なLPガスは無色無臭であり、漏洩時にすぐ感知できるよう微量の硫黄系化合物で着臭しています。
そのため、容器内の残ガス量が減少すると、容器下部に溜まった高濃度の着臭剤が発生し、ガス漏
れと誤解してしまうことがあります。
   

■LPガスは空気より重く、下に溜まる性質があります。    ■ガス漏れに気づくため、臭いがつけてあります。


LPガスのメリット


災害に強い分散型エネルギー
 
LPガスは災害に強いエネルギーです。
その理由は、「分散型」と呼ばれる1戸単位での個別の供給方式に加え、持ち運びが容易な可搬性の高さにあります。
個別供給だからこその迅速な点検・復旧とあわせて、緊急時に避難所などに運んですぐに利用できるといった利点が、いざという時の安心につながります。
 


ガスの供給運搬容易にできる
 
LPガスは消費先に個別供給できるため、都市ガスのように埋設管などによる導入工事が必要なく、ガス導入コストを抑えることができます。
さらに、運搬が容易なため、日本の国土全域が供給エリアであり、全国の約2,500万世帯(全世帯の約52%、簡易ガス分含む)で使用されています。
 


地球にやさしいクリーンエネルギー

 
LPガスは、酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出がほとんどないことと併せて、地球温暖化の原因といわれているCO2(二酸化炭素)の排出量も少ない地球に大変やさしいクリーンなエネルギーです。
 

LPガスの基礎知識


LPガス設備の区分